どうも、P山(takamasa_y)です。
今日はビールの話。
毎年8月〜10月くらいになると、Twitterとかinstagramでビール好きのアカウントとか、ビアバーのアカウントでは
「桃ヴァイツェン飲めました!」「桃ヴァイツェン入荷!」
みたいな投稿がたくさんあるのですが、クラフトビール好き以外の人からすれば、文字通り「何それ?美味しいの?」状態だと思うので。
今回は、「桃ヴァイツェン」について、語りたいと思います〜。
箕面ビールの夏限定シーズナルビール「桃ヴァイツェン」
「箕面ビール 国産桃ヴァイツェン」( Alc.5%)
は、大阪のブルワリー「箕面ビール」が醸造・販売している夏限定のシーズナルビール。
( ビール界季節限定のビールを「シーズナルビール」と呼んでいる )
箕面ビールは、日本の地ビールブームの頃から生き残っている老舗のブルワリー。
桃ヴァイツェンは限定ですが、通常ラインナップのビールも国際的な賞を受賞するなど
そのクオリティは間違いないブルワリー。
可愛いお猿さんのマークがブランドのトレードマークになっています。
この、「桃ヴァイツェン」どんな味なのかというと
夏のシーズナルビール、毎年恒例の「国産桃ヴァイツェン」
今年も和歌山県で有名な「あら川の桃」八旗(はっき)農園様の白桃をふんだんに使用しました。
ヴァイツェンをベースに国産の白桃をかなり贅沢に使った、とてもフルーティで爽やかなビールです。
香りはほんのりピーチとヴァイツェン酵母特有のフルーティな香り。
口に含むとふわっとピーチが広がります。
甘さは残さず、ドライでキレのある仕上がりになっています。(引用:箕面ビール)
とまぁ、こんな感じ。
和歌山にある八旗農園の「あら川の桃」を採ったその日にすべてピューレに加工!(しかも手作業)
このピューレをふんだんに使った、なんとも贅沢なビールなんです。
「桃の香りが爽やかなフルーティーなヴァイツェン」
って聞くと、甘い桃の感じを想像する人が多いのだけど、甘いわけではない。
どちらかといえば、すっきりした仕上がりになっていて食事にも合わせやすいビール。
ちなみにヴァイツェンっていうのは、小麦の使用する割合を多くした白いビールの総称。苦味が少なくてフルーティーだから
ビール苦手な人とか、女性でも飲みやすいビールって言われてます。
4品種の違う桃で仕込む!4種の桃ヴァイツェンが存在する!
この桃ヴァイツェン。
夏の間、4回に分けられて仕込みが行われるんですが……
実は仕込みの時期によって使う桃の品種が違うんです!
1回目(1バッチ)「早生」
2回目(2バッチ)「白鳳」
3回目(3バッチ)「清水白桃」
4回目(4バッチ)「川中島白桃」
と、4回とも異なる味の「桃ヴァイツェン」が楽しめるというわけ。
ちなみに、写真は3バッチ目と4バッチ目のボトルビール。
味は違うけど、ボトルの見た目では判別できません(笑)
桃ハンターたちが街を彷徨う….「桃狩り」は一苦労
この4種類の「桃ヴァイツェン」を飲み比べるのが、ビールファンにとってすごく楽しみなんですよ!!!
でもね…….
マジで、すぐに売り切れるんですわ………….
様々なブルワリーが各季節ごとに限定ビールを出しているけど、日本で最も人気で飲むのが難しいシーズナルビール
だと私は思っております。
いや、本当にね……桃ヴァイツェンを飲むのは毎年大変なのよ。
しかも、クラフトビールが日本でも徐々に広がり始めた影響もあってか、年々争奪戦の激しさが増してるんですわ。
クラフトビールメインに扱ってる酒屋さんとか、ビアバーのマスターに話を聞くと
「いゃあ…..今回の桃ヴァイツェン取り逃がしちゃった……」
「気づいたらもう販売終了してたよ……」
なんて声もちらほら。
店舗に販売開始の案内メールがきたら、1時間後には販売終了のお知らせメールがくるらしいですよ……
あまりの人気に、ビール業界では桃ヴァイツェンを探し求めてバーや酒屋を巡る人たちのことを
「桃ハンター」
と言っております。(かっこいいでしょ?)
ちなみに、桃ヴァイツェンを飲みに行くこと・飲むことを
「桃狩り」
と言います。
まぁ、それくらいビールファンにとって「桃ヴァイツェン」を飲むことが夏のお祭り的行事になっているというわけです。
今年の桃狩りの結果……
そんなこんなで、私もビールファンとして毎年「桃ハンター」の活動を行なっております。
今年の結果は………….
3勝1敗
まぁ、悪くはないんだが……悔しい。
1バッチ目の「早生」だけ飲めなかった……。
ちょうど地元に帰っている時に、私の大好きなビアバー「MIHAMA BASE」で桃ヴァイツェンが開栓するって聞きつけたから
行ったんですが……
4時間で完売ですって。
ビール好きじゃない人にしたら、何言ってんだと思うかもしれないがね……
新作のゲーム買いに行くような感覚なんですよ。
そんなこんなで、1バッチ目が飲めなかったんですが2〜4バッチ目までは飲めたので
写真付きで簡単なレビューを!!
2バッチ目「白鳳」
2バッチ目は、渋谷のビアバー「TAKI」さんで桃狩りに成功!!!Twitterで情報を入手して、すぐさま電車に乗り渋谷へ向かいました。
今年初の桃ちゃん。
うん、これこれ!
桃の風味を感じるのに、すっきり爽やかなヴァイツェン。
本当に食事に合うから、何杯でもおかわりできちゃう……
「何杯でもオーダーしていいですよ〜。」
って言われたけど、自分の中で
「みんなも飲みたいんだから、限定ビール1杯まで。」
って決めてるので、我慢しました。
ビール好きの鑑でしょ?
3バッチ目「清水白桃」
3バッチ目は、千歳烏山の「ビアットリア ミャゴラーレ」さんで桃狩りに成功!(店中に猫ちゃんのオブジェがあって可愛い)
2バッチ目に比べて、甘さは控えめ。もちろん桃の香りはしっかりとするのですが、ほんのり苦味を感じるような印象でした。
ちなみに、このお店料理もめちゃうまいです。
写真は「おつまみ三点セット」
冷製のレバー、最高でした。
千歳烏山って行ったことなかったけど……絶対また行きます。
4バッチ目「川中島白桃」
4バッチ目は、お店で飲めなかったので下北沢の酒屋さん「北沢小西」さんでボトルを買ってきました。
このお店は、ビール好きの間では超有名な酒屋さん。
私もしょっちゅうビール買いにいってます。(有料試飲という形で、角打ちが楽しめます)
ボトルと生樽だと味が絶対違うから、単純な比較はできないけど……
甘みは、3バッチ目よりもさらに抑えてある感じがした。
でも、桃の味の濃度でいうと4バッチ目が一番あったかな。
自宅で作った「鯖の味噌煮」を食べながら飲んだのですが、相性抜群。
間違いなしでございました。
今年の「桃ヴァイツェン」、色々な料理と一緒楽しみましたが
お魚料理と合わせるのが一番良かった気がします。
2017年 桃ちゃん まとめ
今年の「桃ヴァイツェン」はこんな感じでした。
噂によると、1バッチ目はすごく濁っていて酸味が強かったとか聞きますね。
1バッチ目は自分で飲んでないんでわからないけど、こうやって飲み比べてみると
桃が違うだけで、本当に味が違うのがわかるもんです。
最近はビールフリーク以外の人も、「桃ヴァイツェン」だけはお祭り的に楽しんでるらしい。
こうやって、限定物からでも良いからビール好きが増えていくと嬉しいです。
来年こそは、全種類飲むぞ!!!
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